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初心者がTOEIC600点を超えるためのロードマップ

toeicロードマップ TOEIC

英語学習をしたいけど、初心者で何から手を付けたらいいかわからないという人のために、ロードマップを作りました。たくさんの参考書を買わなくていいように厳選し、効率的に学べるように学習方法をまとめています。

英語学習は少しやっただけですぐに効果が出るわけではなく、長く続けることが大切になってきます。2,3か月で英語ペラペラになれるということは不可能です。そうなれるなら、日本人は誰も苦労していません。

英語の習得にかかる時間は2000時間といわれています。その時間を効率の良い勉強方法をすることが大切になってきます。

日本語と英語は言語的に遠いので、日本人は英語習得に苦労します。

英語習得の過程でテストを目標にすることは有効です。テスト勉強をしているうちに単語を覚え、リスニングをして、長文を読み、文法を勉強するからです。

効率的に学習するためにおすすめの順番は、文法学習→単語学習→part5対策(文法)→公式問題集のリスニング対策(part1・2・3・4)→公式問題集の長文読解(part6・7)の順番です。

文法学習:3か月

本を開いてノートに書き込む女性

中学英語1か月

「中学英語を一つ一つわかりやすく。」は、分かりやすいですが網羅されていないので、「中学英語を修了するドリル」を何周もして分からないところをつぶすのがおすすめです。毎日何ページするか決め、大体1か月で終わらせるようにします。

高校英語2か月

1冊で高校英語が網羅されていて、読みやすいものを用意します。ぶ厚すぎない「キク英文法」がおすすめです。こちらもおよそ2か月で終わるように進めていきます。

単語学習:2か月

教材が山積み

いきなりTOEICの長文を読もうとしても、わからない単語だらけだと調べるのに時間がかかり効率が悪いので、2か月間単語学習だけを集中してやります。ただし、2か月で終了するわけではなく、次の学習段階にいっても毎日単語帳は開く必要があります。

金のフレーズ

金フレはTOEIC満点を何回もとっているTEX加藤さんが研究を重ねて作った良質な単語帳です。

単語帳はいろいろなものを使わず、この一冊だけにします。900点以上の単語は出てくることが少ないので、800点までの単語にしぼって覚えます。

単語はなかなか覚えられなくても、落ち込む必要はありません。私たちの脳は忘れるようにできています。

エビングハウスの忘却曲線によると、覚えようとしたことは1時間後には56%、1日後には67%、1週間後には75%忘れます。

そこで、何度も単語と出会って、これは大事なことなのだと脳に錯覚させると、覚えられるようになってきます。

おすすめの勉強時間は朝と夜です。就寝前は暗記のゴールデンタイムなので、夜に単語を覚え、朝に確認するというサイクルをつくります。

また、朝は前日の記憶が整理されて脳がフレッシュな状態なので、朝に1時間ほど勉強するのがおすすめです。

【使い方】

毎日100語をabceedアプリの音声を聞きながら発音し、意味を確認します。一週間同じ100単語だけ学習します。

必ず音声を確認し、音と単語の意味が結びつくようにします。

音声を聞かないと、思い込みで単語を覚えてしまい、自分の思っている単語の音と本来の単語の音が一致しないためにリスニングで何を言っているのかがわからないという事態に陥ってしまいます。

次の週には今まで学習したの単語100語を確認してから、新しい単語100語を覚えます。

今まで練習してきたの単語100語の音声が頭に入っていれば、音声を流さずに目で見て意味を確認します。覚えた単語が増えるほど、単語を確認する時間は短くなっていきます。

音声なしで単語を確認するときは、1単語1秒で確認することを目標にします。

このようにして、1週間で100語、800語なら2か月で覚えていきます。

単語を覚えるときは書いてはいけません。時間がかかって効率が悪いし、TOEICにおいてはスペルが書けるとに意味はないからです。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問:2か月

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は、TOEICのpart5の文法問題ばかりを1000問集めた問題集です。

part5はこちらの本1冊をやりこむことで対策できます。

間違えたところ・正解したけど理由が説明できない問題には印をつけ、何周もすることが大切です。

こちらもabceedのアプリで音声が聞けるので、音声を聞きながらディクテーションするのもおすすめです。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集:3か月~

文法・単語が終わったら、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」を解いていきます。こちらも本番にとても近い良質な問題が載っているので、やりこみます。1冊に2回分のテストが収録されています。

まずは自分の力で解いてみましょう。アプリabceedを使ってマークすれば、点数が出てきます。part1~4のリスニング問題の音声もabceedで聴けます。

テストはpart1~7まであり、part1~4はリスニング問題、part5は文法問題、part6・7は長文読解問題になります。part1~4を100問45分間で解き、part5~7は100問75分間で解きます。

できれば2冊用意して4回分の問題を解いてほしいです。1回分のテストをした後、しっかりと復習し、同じテストをやり直します。やり直したときにまた間違えた問題は復習します。同じテストを3回受けて、ほぼ満点が取れたら次のテストをします。

1つのテストを3回解く×4回分で12回は練習してからテストに臨むとかなりテスト慣れした状態で受けることができます。

1回分を3週間でやりこむと、4回分をおよそ3か月で学習できます。

それではそれぞれのパート別対策を紹介します。

part1

part1は写真を見ながら答える4択問題です。6問出題されます。話される文は短いですが、単語の意味がわからないと正解がわからなくなります。

【勉強方法】

part1はディクテーション練習にぴったりです。abceedで音声を聞き、聞こえた英文を紙に書きます。聞こえなければ聞こえるまで何度も聞き、もうこれ以上分からないというところで英文を確認します。すると、自分が聞き取れなかった音が何なのかを知ることができます。「a」が聞こえなかった、音がつながって聞こえた、など。

英文を確認したら、音声を聞きながらシャドーイングします。音声そっくりに発音できるように5回以上練習します。

part2

応答問題が25問出題される3択問題です。短い文が再生されるので、「5W1H」に気を付けてリスニングします。WhyといったのかWhenといったのか聞き逃してしまうと、正解は絶対に選ぶことができません。

【勉強方法】

part2もpart1と同じく、ディクテーションをします。自分が聞き取れない音を認識し、なくしていくことでリスニングができるようになってきます。

part3

part3は2人から3人による会話が39問あります。

音声が流れるまでの時間で問題文を先読みします。できれば4つの選択肢も何が書いてあるのか確認します。私は音声を聞きながらマークすることができないので、正解がわかったら選択肢に指を置いておき、リスニングに最後まで集中して、音声が終わったら一気にマークします。

そして、次の音声が流れるまでのインターバルで次の問題を先読みします。

答えに迷った場合、いくら考えてもわからないので、さっさとマークして次の問題の正解率を上げるために先読みに切り替えます。わからなくても引きずらないメンタルがめちゃくちゃ大事です。

【勉強方法】

上記の方法でリスニング問題を解いた後は、リスニング文を精読(わからない単語や文法を調べる)して、音声を流しながらシャドーイング(音声に少し遅れて真似をして言う)をします。シャドーイングの目安は30回以上~しっかり理解できるまでです。

part4

part4は一人の人が話すナレーションやアナウンスを聞き取ります。30問あります。

問題の形式はpart3と同じなので、同じやり方で問題をときます。

勉強方法もpart3と全く同じやり方で学習します。

part5

part5は選択式穴埋めの文法問題になります。part5は文法・単語が分かっていればいいので得点源になりやすいです。

でる100問の本で練習した後なので、7分以内に30問が解けるように目指して回答していきます。

間違えた問題はなぜ間違えたのかしっかり理解できるように復習します。

part6

長文穴埋め問題が16問あります。語彙力や文法力に加え、文脈を理解しているかどうかを図られます。10分以内に解いていきます。

文章は最初から読んでいき、選択肢のところに来たら選択肢を確認してマークします。

【勉強方法】

一度自分の実力で解いた後は、見直しの時にわからない文法・単語を調べます。(精読する)

精読をしたら、内容を想像しながら30回以上音読をします。

part7

リーディング問題100問中54問がpart7の長文読解問題です。

1つの文章を読んで2~4個の小問に答えるシングルパッセージが29問、2,3つの文章を読んで5問の小問に答えるダブル・トリプルパッセージが25問あります。

【勉強方法】

一度時間制限内に解いた後、時間制限なしで分かるまで読みます。そのあと、精読を行います。時間制限なしでもわからなかった単語・文法を確認し、文をきちんと理解したうえで音読を30回以上行います。

【番外編】家事・通勤中にできること

耳が開いているのでリスニングができます。TOEICのpart3,4を内容を理解したうえで何度も聞くのがおすすめです。わからない文章を何回聞いても雑音なので、文法や意味を理解したものを聞き、声を出せるならシャドーイングします。

まとめ

学習期間が書いてありますが、無理のないペースでできるように調整してください。

自分に合った計画を作れば、学習を継続して続けやすくなります。

mochi

2児のママ。35歳から英語が話せるようになりたいと思い、独学で英語学習を始める。毎日少しでも英語に触れることを2年間続けている。
ネイティブキャンプ歴9ヶ月、クラウティ、kimini英会話、EF English live、QQ English、レアジョブ、DMM英会話は体験済み、スタディサプリも活用。

幼児英語教育にも熱心に取り組んでいる。
ABCマウス、トド英語、mokomoko English、ワールドワイド キッズ、くもん、市販のドリル等。

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