初心者が英検３・準２・2級に合格するまでのロードマップ

英検の勉強をすることで、英語の4技能（リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング）を効率よく伸ばしていくことができるので、英語が話せるようになりたいと思っている方は英検習得を目指すことをお勧めします。

初心者の方は３級、準２級を習得してから２級に挑戦するといいです。試験会場の雰囲気に慣れることができ、スモールステップで英語力をつけていくことができるからです。

今回は英検に合格するために使うべき教材を厳選して紹介します。

難易度は違っても、勉強方法はすべて共通です。

【文法】

最初に中学英文法を学習します。「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」は、とても分かりやすく大事な文法を学習することができます。

よりしっかり演習したいなら「中学英文法を修了するドリル」がおすすめです。

英検準２級・２級を目指すなら高校英文法も学習します。

「キク英文法」は一冊で高校英文法が網羅されているのでおすすめです。

エバーグリーンなどの分厚い文法書は細かい解説でわかりやすいですが、ページが多すぎて挫折の原因になりますので、辞書的に使うのがおすすめです。

【単語】

単語力をつけることで、語彙問題や文章問題、ライティング、リスニングの点数がとりやすくなります。単語は聞いたら瞬時に意味がわかるぐらいに落とし込むのが理想です。

使用する単語帳は「でる順パス単」のみで、1冊を何周もしてやりこみます。「でる順パス単」は英検の試験に出やすい単語が網羅されています。

音声は「英語の友」というアプリから聞くことができるので、必ず音声を聞きながら自分でも声を出して覚えてください。

１単語にかける時間は短くていいので、毎日１００語は見るようにします。

脳の構造上、夜に覚えたことが寝ている間に整理され、朝に復習すると定着しやすいので、夜に１００語覚え、次の日の朝に１００語を復習するというサイクルを１週間続けてから、次の週に次の100語を見るようにします。

この時、前回の100語も音声なしでいいので全部復習します。

目安は１語１秒です。１００秒あれば復習は終わります。

何度も単語に出会うことで記憶は定着していきます。

【ライティング】

ライティング対策は「完全制覇シリーズ」を使います。英検のライティングによく出題されるトピックが網羅されており、それに対する回答の例もあるので、試験までに自分の意見について毎日１題ずつまとめるのがおすすめです。

ライティングの型を作っておき、それに当てはめて書くと楽に文章を書くことができます。

オンライン英会話を使っている方は、ライティングしたものを講師に見てもらい、添削してもらうとより効果的です。

チャットGPTで校正したり、DeepL翻訳にかけてみたりするといいです。

【過去問題集】

過去問でおすすめなのは、「過去６回全問題集シリーズ」です。6回分の過去問を解くことができます。

まずは一度時間を図りながら実力を測ってみてください。

点数を出してみて、自分が合格ラインにいるかを確認します。

長文読解の練習方法は、精読（分からない単語・文法を調べる）して、意味をきちんと理解してから何度も音読します。目安は１つの長文につき30回～100回ほど音読します。

リスニングの勉強方法は、ディクテーションをして聞き取れない英語を認識します。

ディクテーションは、聞こえた英語を紙に書いていきます。これ以上聞いてもわからないというところまで何度も聞いてから答え合わせをして、自分がどの音が聞こえなかったのかを確認します。

そのあとにリスニング文の精読を行い、音声があるので音声に少し遅れて声を出すシャドーイングや音読を３０回～100回行います。

　　　　

【英検二次試験対策】

教材だけで勉強をしたい方にお勧めなのは、「面接大特訓」をやりこむことです。

英検は音読問題、イラスト説明問題、質問があります。

音読問題は読みながら意味が理解できるぐらいゆっくりのペースで読みます。

イラスト説明問題は「説明の型」があるので、それを覚えて練習します。

いろいろな質問が載っているので、自分の意見を言えるようにまとめておきます。

テキストによる勉強では本番の時に緊張して何も話せなくなる可能性があるので、親や兄弟、友達、先生に面接官役を依頼して本番形式で答える練習をしましょう。

面接に慣れるためには、オンライン英会話を利用することも検討するといいです。ネイティブキャンプなら教材も豊富で英検面接対策が何回でもできます。